八ッ場ダムは群馬県吾妻郡長野原町川原湯に建設された多目的ダムです。
湛水面積 304 ヘクタール。総貯水容量 1億750万立方メートル。高さは 116.0 メートルという雄大な光景が一望できます。
八ッ場ダムは 1952 年の建設計画発表以来、反対運動や政権交代による建設中止など紆余曲折を経て、2020 年 4 月に完成しました。
令和元年 10 月、ようやく試験湛水にこぎつけた直後、全国に甚大な被害をもたらした台風 19 号が上陸し、八ッ場ダムは一気に満水近くまで水位を上昇させました。八ッ場ダムが利根川水系を守った可能性が新聞等で指摘されました。
奇祭、裸祭りとしても有名な「湯かけ祭り」はふんどし姿の若衆が早朝から湯のかけ合いをして湯の神に感謝するユニークな行事です。
源頼朝が温泉を発見してから約 400 年が過ぎたある日のこと、突然温泉が出なくなってしまいました。
村人たちは困り果てましたが、そのうちのひとりが温泉の匂いをかいだところ、ニワトリの卵をゆでた匂いがします。そこでニワトリを生贄にしてお祈りしたところ、お湯がふたたび出てきたので、みんなでお祝いすることになりました。
はじめは「お湯わいた、お湯わいた」といって喜んでいましたが、そのうち「お祝いだ、お祝いだ」といってみんなでお湯をかけあうようになりました。
これが、厳冬の朝、にぎやかに行われる「湯かけまつり」のはじまりとされています。
川原湯温泉の共同浴場です。
源頼朝が発見してから 800 年以上の時をつむいできた川原湯温泉。平成 26 年 7 月、名残惜しまれながらも新天地へ引っ越し致しました。今までのフォルムを玄関に残し、新たな一歩を踏み出しました。
そして湯かけ祭りの舞台もここに移ります。
道の駅八ッ場ふるさと館は、農産物直売所・食堂・コンビニエンスストア・観光案内・足湯など多彩なコンテンツが楽しめます。
冬季の大規模なイルミネーションも人気。